躁鬱は自覚症状が乏しい病【人間関係に悩んだらカウンセリング】

鬱

双極性障害の治療

どのような薬を使用するか

悩み

躁鬱病の治療は薬物療法が大きな柱となります。治療は症状の改善だけでなく再発防止を目標としています。多くの種類の薬物がありますが、気分安定薬と非定型抗精神病薬が第一選択薬となります。気分安定薬で多く使用されているのがリチウムです。リチウムは1950年代から使われ、リチウムは傷ついた脳の神経細胞を保護して細胞死を抑える一方、新しい神経細胞の生成を促す作用があるといわれています。服用してから効果が現れるまでに1週間から10日かかるとされています。躁状態をよく改善し、躁ほどでもないですが、鬱状態も改善し、衝動性を減らして自殺予防の効果があります。二番目に多く使用されているのがバルプロ酸です。リチウムとは作用が異なり、躁状態の改善薬、予防薬として高い効果が認められています。効果は2〜3日で現れ、多めの量を使用したほうがより効果があるといわれています。リチウムが効かない人にも有効とされています。この他にカルバマゼピン、ラモトリギンなどがあります。非定型抗精神病薬はリチウム単独でうまく治療ができない人にも併用することで状態を安定させられます。オランザピンはいろんな受容体と結合し効果を現します。躁鬱の両方の状態を改善し、躁状態の予防も可能です。他にはクエチアピン、アリピプラゾールが使用されています。

薬以外の治療方法

躁鬱病や統合失調症に効果があり、薬物療法が登場する前までの重要な治療方法として電気けいれん療法があります。現在の電気けいれん療法は無けいれん通電療法でけいれん発作が起こることはありません。通常、週2〜3回行い、それを5〜8週間続けて1クールとします。効果は1回の施術で現れることが多いのですが、数ヶ月で切れて長続きせず、再発防止には薬物療法を続ける必要があります。躁鬱病の治療で薬物療法のほかにもう一つ大切なものに心理社会的療法があります。療養に取り組むときの精神面を援助します。精神療法の中で中心となるのが心理教育です。躁鬱病の知識を深め再発しやすい性質を理解し、リスクを減らす暮らし方について医師らと話し合います。人間関係の不調や生活エリズムの乱れが症状を再発させる引き金になってしまいます。そこで対人関係、社会リズム療法で生活全般を改善することができます。家族の対応は病気の経過に影響を及ぼしてしまいます。そのため家族療法も行ないます。家族生活の環境が再発に影響すると報告されており、思いやり、気遣い、共感、患者への関心といった温かみや肯定的な言葉をもって接する家族では再発率が低くなることが知られています。家族療法で家族の困難を援助し、患者への対応法を学びます。

Copyright©2015 躁鬱は自覚症状が乏しい病【人間関係に悩んだらカウンセリング】 All Rights Reserved.